工場勤務は辛い?年収や仕事内容・メリットをフリーターが熱く解説!

今回は、工場勤務について、年収や仕事内容、またメリットや気を付けるポイントについて、私自身の経験も交えつつ、解説していきます!

工場勤務と聞いて、ハードワークで体力的につらい、単純な作業ばかりで退屈、やりがいがないなど、ネガティブな印象を受けるかもしれません。

しかし、一口に工場勤務といっても様々な業種や職種があるため、それらを含め理解を深めて頂ければ幸いです!

以下、目次となります。

工場勤務とは?3種類の仕事に分けて説明!

まず工場の仕事は、大きく分けて製造ライン、部品供給、ライン管理の3種類に分かれ、そこからさらにセクション毎に細分化されます。

①:製造ライン

製造ラインでは、材料を加工機器に投入したり、コンベアで流れてくる部品の組み立てを行ったり、機械を操作して材料を加工するなどの仕事があります。

また、出来上がった製品や部品に異常がないか検査をする仕事や、同じ種類に分けて運搬する仕分けの仕事などがあります。

②:部品供給

部品供給は、作業時に必要な部品が不足しないよう、他のセクションや倉庫から部品を運ぶ仕事です。また、金属など重量のある部品を運ぶ際には、フォークリフトを運転することもあります。

製造ラインが一定のスピードで流れているので、他のセクションで流れが滞ってしまうと製造が止まってしまいます。

そのため、部品供給も製造の流れの中で「要」となる仕事と言えます。

③:ライン管理

製造ラインが問題なく稼働しているか、異常が起きていないか、生産のペースや品質が基準を下回っていないかなど、製造ラインを管理する仕事です。

製造ラインが止まってしまった時のトラブル対応や、作業者に欠員が出た際の采配など、製造ラインの維持管理を担当する司令塔の役割を果たします。

 

工場勤務にはどんな種類があるの?業種・勤務地ごとに解説!

本項では、工場勤務の際に働く場所や勤務地の詳細について、解説していきます。

①:自動車工場

世界的にも高品質で人気のある日本車は、工場の高い技術力があってこそ、その品質が保たれています。

そんな自動車工場では主に「ライン作業」で製品が作られています。

ベルトコンベアで流れてくる部品が組み立てられながら、数々のセクションを経て、1台の車がつくられていきます。

多くのパーツはロボットによって組み立てられますが、手作業によって部品を取り付けていくセクションもあります。

②:食品工場

加工食品が食卓に並ぶ機会も増え、食品に関する業種の重要性は高まっています。そして、食の安全性に関心を持つ人も増えています。

工場内での作業は大きく分けて製造、検査、梱包の業種に分類されます。

体に影響を及ぼす「食品」を扱う工場では、徹底的な安全管理が必要となります。そのため、消費者の立場に立って、責任をもって仕事に取り組むことが求められます。

人の生活に欠かせない、「食」に携わることはやりがいのある仕事です。

③:電子機器工場

電化製品、スマホ、パソコンなどの電気・通信に関わる製品を作る仕事です。

ライン作業で行う仕事もあれば、半田ごてや電動ドライバーなどの器具を使うものなど、職種は多岐にわたります。車や食品をあつかう工場とは違い、精密機械や半導体、ICチップなどのデリケートな製品を扱うため、より細かな作業と集中力が求められます。

特に、製品チェックを行う「検査」の部門では、目視での検査に加えて、顕微鏡を使った細かな箇所の検査もあり、簡単な軽作業から、有資格者にしかできない専門性の高い職種まで幅広い職種に分かれるのも特徴です。

④:ガラス製品工場

建造物や乗り物など、身の回りのありとあらゆる場所で使われているガラス製品は、我々の生活には必要不可欠です。

ガラス工場での作業は製造、組み立て、ピッキング作業などの業種に分類されます。

スマホや液晶テレビなどのディスプレイに使われるガラス基板や、自動車専用のガラスを作る製造の仕事、窓枠などガラス製品をはめ込む基礎部分の部品を生産し、製品を完成させる組み立ての仕事など、内容は多岐に渡ります。

また、作業に必要な部品を指定通りに集めて準備する、ピッキング作業などもあります。

ガラスは壊れやすく繊細なものです。繊細かつ丁寧な作業が求められます。自動車やスマホに使われる特殊なガラス製品は需要があり生産数も多いため、多くの経験を積むことができるでしょう。

モノづくりが好きな方には特にやりがいのある仕事です。

⑤:プラスチック製品工場

日用品から工業製品まで幅広く使用されている、プラスチック製品を作る仕事です。

プラスチック製品は、熱で溶かした原料を型に流し込み、冷やし固めて成型するという工程が基本となります。その後、形を整えたり、ロゴを印刷するなどの作業工程を経て、製品化されます。

職種としては、機械の操作を行うオペレーション、部品の組み立てや塗装などの仕上げを担当する軽作業、製品に異常がないかチェックをする検査部門、出荷に向けて梱包・仕分けをする部門などに分かれます。

比較的力仕事が少なく、男性だけでなく女性も多く活躍する業種です。

細やかな作業を行うため、手先の器用さや細かい作業を得意とする人が求められます。

⑥:紙・パルプ工場

普段読んでいる雑誌や、仕事や学校で使われる書類・プリント、スーパーのチラシなど、紙製品は身の回りにあふれています。

そんな紙製品を扱う工場は、紙に印刷をする機械などを扱うオペレーションの仕事、製品を発送するための荷造りをする梱包の仕事、ライン作業により紙のパーツを一冊の本へと仕上げる製本などの業種に分類されます。

製品のパーツや、食品の包装のための製品を作るため、最終的な製品の仕上がりに関わる仕事です。

紙を直接扱うため、繊細さや丁寧さが要求されます。

⑦:ゴム製品工場

自動車のタイヤをはじめ、衣料やスポーツ用品、医療器具、スマホなどの生活品の細部にも、ゴム製品が使われています。

ゴム製品を作る工場では機械を扱うオペレーションの仕事や、製品をチェックする検品作業が中心となります。

特に車にはタイヤ以外にもハンドルまわりなど、細かいゴムの部品が多く使われているため、自動車が好きな方にはおすすめです。

大手の自動車メーカーやタイヤメーカーの工場が多く、高収入で社会保障が安定しているのも魅力です。一方、医療器具に使われるゴム部品には細かいものが多く、座りでの軽作業がメインとなります。

手先の器用さや集中力で勝負したい人には小さな部品を扱う工場がおすすめです。

⑧:化学製品工場

産業や医療など、あらゆる分野で化学技術が用いられます。製品を作る工場の現場でも化学技術は不可欠で、大企業から中小企業まで多くの工場が存在しています。

化学製品を製造する工場では、機械を操作するオペレーションや、製品の運搬や梱包をする仕事があります。また、知識を深めていくことで化学製品の開発研究といった業種に就くこともできます。

化学製品工場ではは製品そのものが商品となるものもありますし、その原料を作ることもあります。

化学技術に造詣の深い方から全く知識や経験がない方まで、幅広い業種で化学製品に関わることができ、業種も様々です。

工場勤務の年収について!年代別に解説!

工場勤務の年収について、年代別に解説していきます。また合わせて、年収の高い業種についても説明するため、参考にして頂ければ幸いです!

①: 年代別で見る製造業の平均年収

製造業(メーカー)の平均年収

  • 20代:365万円
  • 30代:478万円
  • 40代:562万円
  • 50代:749万円

(引用:平均年収ランキング|doda(デューダ)

平均年収の計算には役職の高い人の年収も含まれているので、製造業の中でも工場勤務(工場で働く人)の平均年収は実際にはこの数字より低くなることがほとんどです。

②:工場勤務で年収の高い業種とは?

マイナビの調査による、業種別モデル年収ランキングによると、製造業の中で上位にいる業種は、繊維622万、非鉄金属594万、輸送用機器(自動車含む)549万、半導体電子電気機器546万、通信機器545万となっています。

製造業の年収は一般的なイメージよりも実は高いのです。

高収入を目指すのであれば、以上の業種から探すと良いでしょう。

③:特別な手当がつく

工場勤務における製造業の場合、業務に関する手当も数多く存在しています。

個人の技能や資格、勤務状況が基本給だけでは反映しきれないという配慮から、下記のような手当がつくられました。

資格名 説明
技能手当 企業が必要とする特別な技能(資格)の保有者に対して支給される手当
特殊作業手当 通常の勤務として想定されていない特殊な作業環境(危険、高熱、低温等)にて勤務する者に対して支給される手当
特殊勤務手当 特殊な条件(交代勤務、単独勤務等)で勤務する者に対して支給される手当

(※名称や内容は企業によって異なります。)

 

工場勤務で高卒や大卒で働く場合!

高卒や大卒の方で工場で働く場合、有利な点や不利な点について、詳しく解説していきます。

①:高卒で工場勤務で働く場合

大手企業では学歴を求めていて、高卒を募集対象としていないこともありますし、選択肢が狭まるという点で「高卒」という経歴が就活において足を引っ張ってしまうこともあります。

しかし、工場勤務の職場では学歴を重視しない会社が多く、高卒でも入社して働くことができます。

実際に愛知製鋼や新日鉄、JFEスチールや日本精工などの大手企業でも高卒で就職している方はたくさんいますし、満足のいく給料も貰えています。

また、勤続年数に応じて給料や年収は高くなり、「高卒だから昇格や昇給のチャンスがない」というわけではありません。

中小企業では高卒の工場勤務は年収300~500万円に落ち着くことが多いですが、大企業では年齢や出世のスピードにもよりますが、年収400~1000万円くらいになります。

会社により大きくバラつきが出ますが、大企業では高卒でも大卒の年収をこえる場合があります。

②:大卒で工場勤務の場合

工場勤務の労働者の学歴は様々で、パートやアルバイトとして働いている人も多くいます。

「せっかく大学を卒業したのに工場で働くのはもったいないのでは?」という世間のイメージがありますが、工場勤務にも魅力的な面はあります。

その一つが収入で、高卒で就職した人よりも大卒で新卒として入社した人の方が平均年収は高くなります。

もちろん年収の額には企業の規模や勤続年数等も関わってくるので、「大卒の方が圧倒的に高い」とは言い切れません。

しかし、給料相場は大卒の方が高卒よりも高く、職種も現場作業のみならず、管理や人事を行う事務系工場勤務、安全管理や生産技術などの技術系工場勤務など、就ける業種についても幅が広がります。

また、学歴を問われない工場勤務であっても、待遇面では学歴が多少なり関係していて、昇給や昇格のスピードに違いが出ます。

 

工場勤務で辛い時やきつい時はどんなタイミング!

さて、では実際に工場勤務をしている際に、辛いと感じる時や、きついと感じるときは、どんな時でしょうか。実際に工場勤務をしていた経験も合わせて、詳しく語っていきます!

①:立ちっぱなしで足腰にくる時

工場内では、基本的に立ったまま、定位置で作業することがほとんどです。なぜなら、作業効率や動線、安全面などを考え、立ち作業がふさわしいとされているからです。

立ち仕事は体力を使いますし、長期間勤務すると、足腰に響く場合も多いです。

②:時間が進まない!

工場での作業はセクションごとに担当が割り当てられるため、1人で多くの業務をこなすということは少ないです。

就業時間中は単純な作業をずっと繰り返しているため、時が止まっているかのような錯覚を覚えることもあります。

同じ作業を繰り返す、ルーチンワークをいかに乗り越えるかが、試練の現場でもあります。

③:繁忙期には残業や休日出勤が発生することも!

工場勤務は、基本的には定時で帰れることがほとんどです。

しかし、季節や年中行事に影響される業種では、繁忙期の残業や休日出勤、夜間勤務が増えるケースもあります。

もちろん、残業手当が発生して給料が増えるため、デメリットのみではありません。

④:従業員のクセが強い

工場で働く人たちの中には、社会に溶け込むことができず工場へとたどり着く、半ば「社会不適合者」のような方がいるのも事実です。

コミュニケーションを放棄した者、反抗期が終わらない元ヤンキー、ギャンブル狂いなど、バラエティに富んだ従業員がいます。

女性の多い工場では、おばちゃん従業員の小競り合いや愚痴を聞かされることも多いでしょう。

そのため、「自分」をしっかり持って、職場の空気に飲み込まれないように心がける必要があります!

逆に、人間観察が好きな人には飽きない仕事環境とも言えます。

 

工場勤務のやりがいやメリットについて解説!

工場勤務のやりがいやメリットについて、本項では説明していきます。

①:未経験でも始めやすい

工場勤務では、単純な作業や同じ作業を繰り返し行うことが多く、難しい仕事をこなす必要がありません。

難しい知識や長年の経験も必要ないので未経験でも就きやすく、従業員の年齢層も幅広いです。営業職のようなノルマを課されることもないため、気楽に働ける点もメリットの一つでしょう。

また、全く違う業種で仕事を経験していたとしても、工場に勤めて働くことは決して難しいことではありません。

初めて工場で働く人に対しても、アルバイトや契約社員だけでなく正社員として募集している求人もあります。

②:コミュニケーションが苦手でもOK

先述したとおり、従業員同士のやり取りが少なく、接客業や販売業のように顧客とのコミュニケーションをとる機会も基本的にありません。

また、営業職や事務職のように社内での打ち合わせや会議をする機会も少ないため、コミュニケーション能力に自信がない方にも働きやすい職場です。

製品を相手に黙々と作業をこなすこともあり、他の業種に比べると対人関係によるストレスは少ないでしょう。

③:規則的な生活を送ることができる

繰り返し業務がメインとなり、一般的に交代制で勤務時間も決まっている職場が多いため、定時で退勤できることが多いです。

そのため、プライベートの時間を大事にしたい人にはありがたい仕事と言えます。

大半の企業が週休2日制で、ゴールデンウイークやお盆、正月シーズンはたいてい長期の休暇が取れます。

④:貯金がしやすい環境で働くことができる

社員食堂や寮がある工場も多いため、食費や家賃などにかかる生活費を抑えながら働くことができます。

基本給に加え、夜勤手当てや休日出勤手当て、ボーナスなども加算されればゆとりある生活を送ることができ、お金を貯めたい人には大きなメリットに感じるはずです!

 

工場勤務をしたい方が気を付けるべき5つのポイント!

工場勤務を希望する方に向けて、気を付けてもらいたい点を、本項では解説していきます!

①:ルーティンワークへの耐性

記事内でも記載していますが、工場勤務は毎日同じ作業の繰り返しです。

ロボットのように働くため、飽き性の方や、やりがいを強く求める方には向いていないと言えます。

逆に、「何も考えずに仕事ができるなら楽だ!」と思われる方には向いているでしょう。

②:3K(きつい・きたない・きけん)の壁

時代の流れとともに工場での労働環境も改善はなされていますが、業種によってはまだまだ衛生面や安全面で行き届いていないところもあります。力仕事が多く、肉体的に辛さを感じる仕事も中にはあるでしょう。

また、高所作業や、重機や劇薬を取り扱う仕事では、危険と隣り合わせの環境での作業が必要となります。そういった現場ではケガをしてしまったり、最悪の場合命を落としてしまう危険性もあります。

それだけに、工場勤務では他の業種とは違った緊張感もあります。

③:作業環境が危険な場合がある

大きな工場ではエアコンの効きが悪かったり、ほとんど外のような環境で空調設備がなかったり、製品や使用する機器に合わせた気温設定になっていたりと、苦行を強いられる現場もあります。

建設現場や自動車工場のライン作業などではヘルメットの着用が義務付けられていたり、食品工場などでは目以外のすべてを覆う作業着に身を包むなど、夏場は、「蒸れ」との戦いに身を投じることになります。

また、機械系の工場では油臭さがあったり、自身も油にまみれたりします。

オフィスワークのようにサラッと快適に働くことのできる環境はほとんどないです。

④:交代制という働き方

工場では基本「交代制」が採用されており、昼間だけでなく夜間も稼働している現場が多いです。

そのため、夜勤に慣れていない人には、このシステムに慣れることが最初の壁となることでしょう。

もちろん、夜間の稼働がない工場もありますし、会社によっては働く時間帯を選べるところもあります。

自分の求める働き方ができるのか、工場で働く前にあらかじめ確認しておきましょう。

⑤:世間のイメージが悪い

工場勤務ときくと「底辺の仕事」というレッテルを張られることがあります。

実際労働環境の悪い工場では底辺かと思うようなところもありますが、ある程度の規模を持つ会社であれば、労働環境は整っているため、底辺の仕事だとは言えません。

社員であれば家庭を持っている人もいますし、マイホームを持っている人もいます。また、期間工やバイトであれば、夢や目標を持って仕事に取り組んでいる人がたくさんいます。

 

まとめ

ものづくり大国である日本では、製品を作る仕事は欠かせません。

少子化により労働人口が不足している今、製造業の人手の今後も高まっていくでしょう。

製造業は未経験からでも始めやすく、勤続年数や努力次第で収入を上げることができる魅力もあります。

しかし、工場の作業環境や待遇面は扱う製品や業種によって変わるため、本エントリーを参考に、自分が働く姿を具体的にイメージして、良い職場を見つけて頂ければ幸いです!

 

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